----------------------------------------------------------------- Readme ファイル Microsoft(R) マウス製品用 Microsoft IntelliPoint 5.5 ソフトウェア 2005 年 10 月 ----------------------------------------------------------------- (C) Microsoft Corporation, 2005. All rights reserved. この Readme ファイルには、Microsoft マウスおよび IntelliPoint ソフトウェアに関する最新情報、IntelliPoint ソフトウェアのオンライン ユーザーズ ガイドおよび印刷文書を補足するその他の情報が記載されています。 IntelliPoint ソフトウェアの詳細については、IntelliPoint ソフトウェアと共にインストールされるオンライン ヘルプ (『Microsoft マウスのヘルプ』) を参照してください。 オンライン ヘルプを表示するには、[スタート] をクリックして [すべてのプログラム] (または [プログラム]) をポイントし、[Microsoft マウス] をポイントして [マウスのヘルプ] をクリックします。 Microsoft マウスに関する最新情報については、下記の弊社 Web サイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/ このファイルでは、Microsoft マウス製品および Microsoft トラックボール製品を総称して "Microsoft マウス" または "マウス" と呼びます。 ==================== このファイルの読み方 ==================== この Readme ファイルを Windows メモ帳で読むときは、メモ帳のウィンドウを最大化して、[編集] メニューまたは [書式] メニューの [右端で折り返す] をクリックしてください。 このファイルを印刷する場合は、メモ帳またはその他のワード プロセッサで開き、[右端で折り返す] が選択されていないことを確認して、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。 ======================================================== 第 1 章: IntelliPoint ソフトウェアのインストールについて ======================================================== 1.1 IntelliPoint ソフトウェアと他社製マウス ソフトウェアの競合について お使いのコンピュータに、既に他社製マウス専用のマウス ソフトウェアがインストールされている場合、IntelliPoint ソフトウェアをインストールすると IntelliPoint ソフトウェアや既存のマウス ソフトウェアが正しく機能しなくなることがあります。また、既存のマウス ソフトウェアをアンインストールしないと IntelliPoint ソフトウェアをインストールできないことがあります。 特に、ノート型コンピュータでは、スライド パッドやスティック ポインタなどの内蔵ポインティング デバイスが標準装備され、専用のマウス ソフトウェアがインストールされています。これらのソフトウェアと IntelliPoint ソフトウェアを同時に使用できないことが多々あります。 このような問題を避けるには、IntelliPoint ソフトウェアをインストールする前に、既存のマウス ソフトウェアをアンインストールすることをお勧めします。ただし、その場合、既存のマウス ソフトウェアやノート型コンピュータのスライド パッド/スティック ポインタなどの固有の機能は動作しなくなりますので、あらかじめご了承ください。 マウス ソフトウェアが既にインストールされているかどうかご不明な場合は、コンピュータに付属のマニュアルを参照するか、コンピュータの製造元にお問い合わせください。マウス ソフトウェアをアンインストールする方法については、マウス ソフトウェアに付属のヘルプ ファイルを参照するか、マウス ソフトウェアまたはコンピュータの製造元にお問い合わせください。 1.2 アーベル社製のフリーボール マウスをお使いの場合 アーベル社製フリーボール マウスに付属のマウス ソフトウェアがインストールされているコンピュータに IntelliPoint 5.5 をインストールした場合、Microsoft マウスのホイールを垂直方向にスクロールすると、ウィンドウが垂直方向と水平方向に同時にスクロールされる現象が発生します。これは、上記 1.1 で説明しましたソフトウェアの競合が原因です。IntelliPoint ソフトウェアをインストールする前に、アーベル社のマウス ソフトウェアをアンインストールすることをお勧めします。ただし、その場合、アーベル社製のフリーボール マウスやマウス ソフトウェアに固有の機能は動作しなくなりますので、あらかじめご了承ください。 1.3 Bluetooth デバイスのセットアップ時のご注意 お使いのコンピュータに Microsoft 社製以外の Bluetooth ソフトウェアがインストールされている場合は、Bluetooth デバイスをセットアップする前にアンインストールしてください。また、お使いのコンピュータに Bluetooth 機能が内蔵されている場合は、内蔵トランシーバが Windows XP Service Pack 2 以上に対応していることをコンピュータの製造元にご確認いただくか、内蔵トランシーバを無効にして、本製品に同梱のトランシーバをお使いください。その場合、今までの Bluetooth 機能は利用できなくなる場合があります。 1.4 IntelliPoint ソフトウェアのインストール先フォルダ IntelliPoint ソフトウェアのインストール先フォルダは、常に "<システム ドライブ名>:\Program Files\Microsoft IntelliPoint" です。インストール先フォルダは変更できません。 1.5 IntelliPoint のインストール時にはシステム管理者のユーザー アカウントが必要 IntelliPoint ソフトウェアのインストール時に Guests ユーザー アカウントでログインしていると、インストール エラーが発生することがあります。IntelliPoint ソフトウェアをインストールする際には、Administrators グループのメンバであるユーザー アカウントでログインしてください。システム管理者のユーザー アカウントの詳細については、Windows 2000 または Windows XP のヘルプを参照してください。 1.6 Windows XP のマルチ ユーザー環境でのインストールについて Windows XP はマルチ ユーザーに対応したオペレーティング システムです。IntelliPoint ソフトウェアを Windows XP にインストールする場合、他のユーザーのセッションで未保存のドキュメントが開いていないことを確認してから、インストールを開始してください。IntelliPoint ソフトウェアのインストールではシステムの再起動が必要になる場合があります。もしログインしているユーザー以外のセッションで未保存のドキュメントが開いている場合、システムの再起動時にそれらのドキュメントは保存されることなく終了してしまいますので、ご注意ください。 1.7 オペレーティング システムのアップグレードについて IntelliPoint ソフトウェアは、オペレーティング システムのアップグレード後、正常に動作しない可能性があります。IntelliPoint ソフトウェアをインストールしているオペレーティング システムをアップグレードする際は、事前に IntelliPoint ソフトウェアを削除してからオペレーティング システムをアップグレードし、アップグレード後に IntelliPoint ソフトウェアを再インストールしてください。 ======================================= 第 2 章: Microsoft マウスの接続について ======================================= ------------------------------------------------------- 2.1 マウスの接続に関するご注意 ------------------------------------------------------- 2.1.1 PS/2 接続する際のご注意 マウスを PS/2 接続する場合は、コンピュータ本体の PS/2 マウス ポートに接続してください。 USB-PS/2 変換アダプタを使用して PS/2 接続する場合、必ず製品パッケージに同梱のアダプタをお使いください。PS/2 マウス ポートに接続する際には、コンピュータの電源を切ってください。 2.1.2 切り替え器やキーボードに装備されたマウス ポートを経由した接続について 切り替え器の PS/2 ポートや USB ポートを経由した接続では、マウスが正しく動作しません。切り替え器によっては、マウスの入力信号を正しくコンピュータに送信できないものがあります。切り替え操作時にマウスの認識を失うなどし、マウスのボタンやホイールの機能が停止したり、マウスが正しく認識されないなどの問題が発生します。また、一部のデスクトップ型コンピュータや市販の他社製キーボードでは、キーボード本体にマウス ポートが装備されている機種があります。これらのマウス ポートにマウスを接続した場合も、同様の問題が発生することがあります。このような問題を避けるには、マウスをコンピュータに直接接続してください。 ------------------------------------------------------- 2.2 ノート型コンピュータでお使いになる際のご注意 ------------------------------------------------------- 2.2.1 ノート型コンピュータの PS/2 ポートに接続する場合 ノート型コンピュータに搭載されている PS/2 ポートに接続した場合、マウスが正しく認識されない、マウスのボタンやホイールが使用できなくなる、またはマウスが誤動作することがあります。また、ノート型コンピュータに搭載されている内蔵ポインティング デバイス (スライド パッドやスティック ポインタなど) のほとんどは、PS/2 ポートと同じ信号線を使用しているため、これらの内蔵ポインティング デバイスも機能しなくなるなどの問題が発生します。 ノート型コンピュータにマウスを接続するときは、次の接続をお試しください。 ※マウスが USB 接続に対応している場合は、マウスを USB ポートに接続します。 ※マウスを PS/2 ポートに接続するときは、接続前に下記の設定変更を行ってください。 BIOS (基本入出力システム) 設定プログラムを使用して、内蔵ポインティング デバイスの機能を無効 (Disable) にするか、自動無効 (Auto Disable) モードや自動判別 (Auto Detect) モードに変更します。表示される設定モード名は、コンピュータの BIOS によって異なります。ただし、この場合、ノート型コンピュータに搭載されている内蔵ポインティング デバイスは使用できなくなりますので、あらかじめご了承ください。BIOS の設定を変更する方法について詳細は、コンピュータに付属のマニュアルを参照するか、コンピュータの製造元にお問い合わせください。 2.2.2 ノート型コンピュータでマウスの 4 番目と 5 番目のボタンが機能しないことがある 一部のノート型コンピュータでは、ボタンが 5 つ (ホイール ボタンを含む) 装備されているマウスを接続した場合、4 番目のボタンや 5 番目のボタンが機能しないことがあります。ノート型コンピュータに搭載されている内蔵ポインティング デバイス (スライド パッドやスティック ポインタなど) やそれに関連するマウス ソフトウェアと競合を起こしている可能性があります。 この場合、下記の操作を行うことにより、問題を解決できることがあります。ただし、下記の操作を行った場合、ノート型コンピュータに搭載されている内蔵ポインティング デバイスやマウス ソフトウェアの機能は使用できなくなりますので、あらかじめご了承ください。 ※BIOS (基本入出力システム) 設定プログラムを使用して、内蔵ポインティング デバイスの機能を無効 (Disable) にします。 ※マウス ソフトウェアがインストールされている場合、そのソフトウェアの起動を無効にするか、そのソフトウェアをアンインストールします。 ======================================================================= 第 3 章: Microsoft マウスと IntelliPoint ソフトウェアの使用上の注意事項 ======================================================================= ------------------------------------------------------- 3.1 ボタン割り当てコマンドについて ------------------------------------------------------- 3.1.1 IntelliPoint 5.5 を旧バージョンに上書きインストールした場合、一部のカスタマイズ設定が維持されないことがある 旧バージョンの IntelliPoint ソフトウェアがインストールされている環境に IntelliPoint 5.5 をインストールした場合、ボタンの割り当てなど一部のカスタマイズ設定が失われることがあります。この場合は、IntelliPoint 5.5 のインストール後にマウスのカスタマイズ設定を更新してください。 3.1.2 IntelliPoint 5.5 と旧バージョンで異なる機能について 旧バージョンの IntelliPoint ソフトウェアがインストールされている環境に IntelliPoint 5.5 をインストールした場合、旧バージョンでは使用できた機能が IntelliPoint 5.5 では表示されないことがあります。これは、旧バージョンの IntelliPoint と IntelliPoint 5.5 では装備されている機能が異なるためです。 3.1.3 アプリケーションやゲームによっては、新しく割り当てたコマンドが正しく動作しないことがある 既定の設定とは異なるコマンドをマウスのボタンやホイール ボタンに割り当てた場合、特定のアプリケーションまたはゲームで、そのコマンドが正しく機能しないことがあります。これは、アプリケーションまたはゲームによっては、IntelliPoint ソフトウェアでボタン割り当てを変更したコマンドをサポートしないものがあるからです。 ------------------------------------------------------- 3.2 マウスのチルト ホイールについて ------------------------------------------------------- 3.2.1 チルト ホイールを使用するには 特定のマウス モデルには、チルト ホイールと呼ばれるホイールが搭載されています。このチルト ホイールでは、従来通りの垂直方向へのスクロール (垂直スクロール) に加えて、水平方向へのスクロール (水平スクロール) も可能にし、ドキュメント内を上下左右にスクロールできるようになります。 水平スクロールを機能させ、水平スクロールの設定を変更できるようにするには、IntelliPoint 5.5 をインストールする必要があります。IntelliPoint 5.5 のインストールにより、[マウスのプロパティ] に IntelliPoint 5.5 の拡張タブである [スクロール] タブが追加されます。この [スクロール] タブで、垂直スクロールと水平スクロールの速度も調整できます。 垂直スクロールおよび水平スクロールの設定は、マウスとキーボード (ホイール搭載の Microsoft キーボードが接続されている場合) の両方のホイールに適用されます。 3.2.2 スクロール機能の対応アプリケーション 水平スクロール機能は、Microsoft Office XP、Office 2003 に含まれる Excel、Word、Outlook、PowerPoint や、Microsoft Internet Explorer 6 などのアプリケーションで利用可能です。すべてのアプリケーションで機能するわけではありませんので、ご注意ください。 水平スクロールに対応しているアプリケーションの最新情報については、下記の Web サイトをご覧ください。 http://www.microsoft.com/japan/hardware/apps 垂直スクロール機能は、多くのアプリケーションで利用可能です。ただし、お使いのアプリケーションがホイールの垂直スクロール イベントに対応していなかったり、スクロールに対して独自の設定を持つ場合は、IntelliPoint ソフトウェアをインストールしても、そのアプリケーションで垂直スクロールは機能しませんので、ご注意ください。 ------------------------------------------------------- 3.3 その他のご注意 ------------------------------------------------------- 3.3.1 接続されているマウスを変更した際のタブの表示/更新について [マウスのプロパティ] の [ボタン] タブで接続されているマウスを変更した際に、選択したマウス モデルによっては、選択したマウス用のタブが直ちに表示されないことがあります。すべてのタブを表示させるには、[マウスのプロパティ] の [OK] ボタンをクリックし [マウスのプロパティ] を閉じ、再度 [マウスのプロパティ] を起動させてください。 3.3.2 Microsoft 光学式マウスの LED インジケータについて 特定のモデルの Microsoft 光学式マウスに装備されている赤色の LED インジケータは、コンピュータの電源が切れている場合や、システムがパワー マネージメント モード (スタンバイ、休止状態) になっている場合でも点灯し続けることがあります。これは、コンピュータによっては、システムの電源が切れていたりパワー マネージメント モードになっている場合でも、マウスが接続されているポートに一定の電力を供給し続けるためです。 3.3.3 Bluetooth デバイスを用いてパワー マネージメント モードからシステムを再開できないことがある Bluetooth デバイスをお使いの場合、お使いのコンピュータによっては、Bluetooth デバイスを用いてスタンバイや休止状態などのパワー マネージメント モードからシステムを再開できないことがあります。パワー マネージメント モードでは、Bluetooth トランシーバが Bluetooth デバイスから送信される情報を受信できないことがあるためです。 この場合は、コンピュータの電源ボタンをすばやく押すか、キーボードのキー (Bluetooth キーボード以外) を押して復帰してください。電源ボタンを 1 秒以上押し続けると、コンピュータ本体の電源が切れることがありますので、ご注意ください。 3.3.4 ターミナル サービスやリモート デスクトップで、Microsoft マウスを使用する場合 Microsoft マウスおよび IntelliPoint ソフトウェアは、Windows 2000 のターミナル サービスおよび Windows XP Professional のリモート デスクトップではサポートされていません。これらのリモート サービス上では、Microsoft マウスの左ボタンおよび右ボタン (主ボタンおよび副ボタン) のみがサポートされています。特定のモデルの Microsoft マウスに搭載されているその他のボタン、水平スクロール、コマンドの再割り当てなどの機能は正しく動作しないことがあります。 3.3.5 IntelliPoint ソフトウェアを削除した後のドキュメント内のリンクについて IntelliPoint ソフトウェアを削除する際に、Windows のデスクトップに Microsoft マウス関連のドキュメントを保存するオプションを選択できます。これらのドキュメントには、IntelliPoint ソフトウェアや Readme ファイルなどを起動するリンクが含まれています。IntelliPoint ソフトウェアを削除した場合、これらのドキュメント内にある IntelliPoint ソフトウェアの起動リンクをクリックすることによって [マウスのプロパティ] が開きますが、IntelliPoint ソフトウェアによる追加タブや拡張機能は提供されません。また、Readme ファイルのリンクをクリックしても、Readme ファイルは開きません。 3.3.6 Microsoft Office Excel 2003 ではズームおよびスクロールの設定が逆になる Microsoft Office Excel 2003 では、[IntelliMouse のホイールで倍率を変更する] を有効にしている場合に、ホイールで拡大率を変更することができます。ホイールを回す際に Ctrl キーを押すと、垂直スクロールが実行されます。また、[拡大] および [縮小] コマンドが割り当てられているマウス ボタンでも垂直スクロールが実行されます。 3.3.7 複数のウィンドウが重なっている場合は、拡大鏡機能で拡大表示できない Microsoft Windows Input Method Editor (IME) ツール バーなど、重なって表示されるウィンドウについては、拡大鏡機能を使って拡大表示することはできません。 3.3.8 全画面表示のゲーム、Media Center PC、または再生中のビデオに対しては拡大鏡が正しく機能しない場合がある 全画面表示のゲームまたは Media Center PC 上で拡大鏡機能を使用すると、拡大鏡が途中でオフになったり、まったく表示されないことがあります。また、ビデオを再生しているプログラムで拡大鏡機能を使用しても、再生中のビデオが拡大鏡で表示されない場合があります。